チャートスクール - 大特集!体系数学

大特集!体系数学

『体系数学』ってなに?

質問投稿サイトを見ていると「体系数学ってどんな教材なの?どうやって使えばいいの?」といった疑問を持たれる方が少なくありません。どうせ質問するなら数研の担当者に聞いてみたいと思い、直接質問してみました!

企画趣旨

まずは、体系数学を企画した理由や、体系数学を使うことで得られるメリットがどこにあるのか気になります。教えて担当者さん!

ふつうの教科書のようで、ふつうの教科書とは少しちがう、それが体系数学!

「中高一貫校で使いやすいテキストを発行してほしい」というご要望から2003年に誕生したのが『体系数学』です。
ふつうの教科書では、1次方程式の解き方を中学1年生で学びますが、1次不等式の解き方は中学校ではなく高校で学びます。また、いろいろな興味深い性質をもつ円についても、中学校と高校に分かれて学びます。体系数学は、こんな関連のある内容をまとめて学ぶことができるテキスト、まさに体系的なテキストです。体系的に配列することで、中学校と高校の数学の内容を効率よく学ぶことができます。
また、中高一貫校では授業時間数が多く確保されていることがあり、数学の授業を複数の先生で担当されることもあります。そのため、代数分野と幾何分野を並行して進めることができるよう、「体系数学1」、「体系数学2」は『代数編』と『幾何編』に分かれています。

ラインナップ

体系数学ではいくつか関連教材が発行されているそうですね。書店で購入できる商品とそれぞれの特徴や注意点などがあれば教えてください!

テキスト、チャート式参考書、準拠問題集、2016年新刊『パーフェクトガイド』

【テキスト】
1代数編、1幾何編、2代数編、2幾何編、3数式・関数編、3論理・確率編、4、5の全8点を発行しています。体系数学2までの4点が主に中学校の学習範囲、体系数学3以降の4点が主に高校の学習範囲です。
書店で販売しているテキストにはカバーがかかっていますが、学校向けのテキスト(カバーなし)と内容は同じです。

【パーフェクトガイド】
1代数編、1幾何編の2点を発行しています(2016年4月時点)。テキストのすべての問題の解答・解説をていねいに掲載しています。本の特徴については下部の特集をご覧ください。

【チャート式参考書】
1代数編、1幾何編、2代数編、2幾何編の全4点を発行しています。参考書はテキストよりも詳しく例題と問題の解説・解答を掲載し、さらには解法のポイントもまとめています。自学自習での場合は、チャート式参考書をオススメしています。
書店で販売しているチャート式参考書は解答が挟み込みになっていますが、学校向けの参考書(解答別括り)と内容は同じです。

【準拠問題集】
1代数編、1幾何編、2代数編、2幾何編の全4点を発行しています。テキストに完全準拠した問題集で、問題演習を通して実力を身につけることができます。
学校向けの準拠問題集は「標準」と「発展」の2種類ありますが、これらの問題集と書店で販売している問題集とは問題が異なります。また、学校向けの準拠問題集の本冊は書店注文可能ですが、別売り解答は書店注文不可(学校採用以外での販売不可)となっています。

 

特集『パーフェクトガイド』

2016年4月に待望の体系数学準拠ガイドが発行されました。ガイドの特徴と使用法を教えて下さい!

テキストのすべての問題の解説・解答をていねいに掲載!オリジナル問題で,さらに実力アップ!!

●学習のめあて、学習のポイント
「学習のめあて」と「学習のポイント」を見やすく掲載。予習時には学習のめあてで学習の見通しを立て、復習時には学習のポイントで学習内容がきちんと身についているかを確認しましょう。

●テキストの解説、テキストの解答
テキスト本文の解説、テキスト各問題の解答をていねいに掲載。テキストのわからない問題は、解説を読むことで確実に理解するようにしましょう。

●確かめの問題、実力を試す問題
テキストの内容を確実に理解するための「確かめの問題」、少しむずかしめの「実力を試す問題」の2種類のオリジナル問題を掲載。問題演習を通して、さらに実力をのばしましょう。

 

体系数学勉強法

体系数学の企画趣旨、ラインナップについてはわかりましたけど、結局はそれらをどう使うかですよね。オススメの勉強法があれば教えてください!

テキスト、パーフェクトガイド、参考書、問題集をセットで使おう!!

自分の学習状況に合ったスタイルで取り組みましょう。

<初級編>
・テキスト:本編+確認問題
・問題集:基本問題
・参考書:例題+練習(×2まで)

テキストでは演習問題を除いた本編と確認問題に取り組む。わからない問題は、パーフェクトガイドの解説で完璧に理解する。問題集では基本問題を、参考書ではコンパスマーク2個以下の例題・練習を中心に取り組む。

<中級編>
・テキスト:本編+確認問題+演習問題A
・問題集:基本問題~標準問題
・参考書:例題+練習(×4まで)

テキストでは演習問題Aまでに取り組む。問題集では基本問題と標準問題を、参考書ではコンパスマーク4個以下の例題・練習を中心に取り組む。なお、問題集では印がついた問題だけを演習しても、一通りの学習ができるようになっている。

<上級編>
・テキスト:本編+確認問題+演習問題A、B
・問題集:基本問題~発展問題
・参考書:例題+練習(×5まで)

テキスト、参考書、問題集のすべての問題を解けるようにする。全問を解く時間がない場合は、問題集ではマークのみ、参考書ではコンパスマーク〇個以上、など自分で設定して取り組むようにする。問題集では章末問題、参考書では演習問題を活用するとさらに実力をのばすことができる。

  • この記事を書いた人

    あぷり先生

    担当教科:情報
    部活顧問:囲碁将棋部
    つぶやき:日課はアイドルのブログチェック

この記事を読んだ人におすすめ

ページの先頭へ