東京大学の入試問題を人気の数学講師が中学生の数学の理解レベルに合わせて解法を展開する新しい“理系読み物”です。傾きと相似,判別式と二次・三次方程式,立体と確率,円周率の概算,素因数分解と数列などなど,内容が重ならないように配慮しながら,今から30年ほど前までの入試問題を見渡して厳選しました。
◆中学生レベルでも理解できるように,丁寧に解説
問題は何となく理解できるが,どこから太刀打ちしていいかわからないというタイプの問題を,入試問題→答案例(手書き)→解説(図版・一部の数式は手書き)といった構成で,順を追って考えていきます。
◆数学の入試問題を通して,東大が求める『頭の良さ』が見える
問題文をどのように理解して解いていくのか,もてる知識で新しく直面した状況をどうやって打破しているか,その力を数学の問題を通して問うていると著者は考えています。文章で丁寧に解説していますので,東大入試の森の中を散歩するような感覚で読み進められます。