第20号(2023/11/2配信)
■□□目次□□■
[1]『プレミアムカラー国語便覧』がパワーアップ!
[2]1年生から小説を!『小説速読トレーニング』に基礎編登場!
[3]加藤徹先生コラム「科目横断型の漢字教育」
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[1]『プレミアムカラー国語便覧』がパワーアップ!
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『プレミアムカラー国語便覧』の改訂版を発行いたします!
本書は詳細な解説と豊富な写真資料でご好評いただいております。
改訂版では、巻頭に興味関心を喚起する特集ページを設け、また『源氏物語』「諸子百家」についてはより理解しやすくなるよう内容を増補しました。
多くのご要望をいただいた「評論キーワード」「古文重要語」も新設し、さらにパワーアップしてお届けいたします。
*・。*・。編集担当からひとこと *・。*・。
国語便覧に掲載されている写真や図版はとにかく大量です。
ざっと数えてみたところ優に1,700は超えていました。
その写真は、日本各地の博物館、文学館、資料館や、企業等々からご提供いただいています。
編集を行う過程で、「こんな博物館があるんだな」「この資料館に行けばこんな展示が見られるんだ」といった発見もあります。
今回新しく掲載する写真では、近年約50年ぶりに再発見された松尾芭蕉『野ざらし紀行』の直筆図巻も巻頭特集に掲載しています。
ぜひご審査用見本を開いていただき、数々の資料をご覧ください。
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▼詳しくはこちら
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[2]1年生から小説を!『小説速読トレーニング』に基礎編登場!
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「数研国語だより 第18号」(2023年9月4日配信)で制作中とお伝えしていた新刊『小説速読トレーニング基礎』が発行になりました!
*・。*・。編集担当からひとこと *・。*・。
2018年に『小説速読トレーニング』を発行した際は、現行課程で先生方がこんなにも小説の扱いに苦労されるとは夢にも思っていませんでした。
「1年生から小説を読ませたい。」その切実なご要望にお応えして、『基礎』編を刊行いたします。
キャラメルの内箱に連載された角田光代のあの小説から、新型コロナウイルスを巡る世相とも重なる菊池寛のあの小説まで、バラエティ豊かな作品を24題厳選しました。
ぜひお手元でご審査用見本をご覧ください。
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[3]加藤徹先生コラム「科目横断型の漢字教育」
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福井県では毎年「白川静漢字教育賞」の表彰を行っている。
この賞は、福井市生まれの漢字学者・白川静博士(2006年に96歳で死去)を顕彰するため平成25年度(2013年)に創設された。
毎年、漢字教育の実践や成果を全国から募集している。
私は縁あって、過去十年来、審査員の一人をつとめてきた。
応募を見ると、国語の座学の枠にとらわれないユニークな発想の実践も多い。
鳥やウサギの古代文字の形をした木のおもちゃが、自重による重心移動でコッチンコッチンと坂道をおりてゆく古代文字おもちゃ作り(第6回)。
古代文字の形にちなんだ料理やデザート作り(「光」の古代文字に似せたソフトクリームを作った児童の発想には脱帽した) (第10回)。
特別支援学級や特別支援学校における古代文字を活用した学校教育(第2回、第7回、第8回)。
国語以外の科目、図工や音楽、体育、家庭科などでも、教員の工夫しだいで、生徒は楽しく漢字を学べるのだ。
審査員の私も毎年、目からウロコである。
白川静漢字教育賞の過去の受賞作品は、福井県の公式サイトの「白川文字学トップ」から見ることができる。
お時間があるときにご覧ください。