数研国語だより
数研国語だより第34号
2024.11.26
新刊のご案内
『力をつけるシリーズ 文学読解 Plus』
文学的文章に特化した読解問題集『力をつけるシリーズ 文学読解 Plus』を発行いたしました!
ご好評いただいている弊社の読解問題集「力をつけるシリーズ」のよさはそのままに、文学的文章の読解力を着実に身につけられる構成になっています。
編集担当より
全国の先生方より「『文学国語』は開講できないが、大学入学共通テスト(以下、共通テスト)では文学的文章が出題されるので困っている…」「『文学国語』を履修しない生徒の文学的文章の演習量が不安…」というお声を数々いただいておりました。そのようなお声にお応えして本書を発行しました。
学習者が自学で使用することを念頭に、本冊は段階的に取り組める構成とし、解答編は正誤の根拠を可能な限りわかりやすく示すことを意識して編集しました。
さらに、巻末には共通テストを意識した比べ読み問題を3題収録しています。
第17課:中原中也「骨」/佐々木幹郎「悲しみからはじまる」(詩と随筆)
第18課:森見登美彦「宵山姉妹」/澁澤龍彦「ランプの廻転」(小説と評論)
第19課:伊与原新「海へ還る日」/大森荘蔵「流れとよどみ」(小説と評論)
日頃の週末課題や冬休み・春休み等の休暇課題にもおすすめの1冊です。ぜひお手元でご審査用見本をご覧ください。
詳しくはこちら
冬休み・春休み等の休暇課題にはこちらもおすすめ!
『古文助動詞・漢文句法マスターノート』は、古典文法の要「助動詞」と漢文「句法」を1冊で学習できる点が最大の特長です。
短文問題を中心に演習を行った後、各編末では中文・長文の問題で総復習できます。漢文句法の訓読に古文助動詞の知識が必要とされる箇所(使/しむ 等)については、相互に参照を設け、学習をサポートいたします。解説動画には、「助動詞『む』意味の判別法の原則」などをご用意しています。
解説動画のサンプルはこちら
『古文助動詞・漢文句法
マスターノート』の詳細はこちら
哲学型小論文 ― 発想のヒント
「スマホ投票の導入に賛成か反対か」を問うような「ディベート型」ではなく、「食品ロス」のような問題を論じる「社会的テーマ型」でもないとき、その小論文は「哲学型」であることが多い。
「大人になるとはどういうことか」「理想の教師とは」「戦争に対して文学は無力か」「民主主義は最高の政治原理か」といった普遍性をもつテーマの小論文であり、AIや遺伝子操作のような言葉が出てきても、それが人間の本質を問うものであれば哲学型になる。ただ、「型」といっても、決まった書き方があるわけではない。要は与えられたテーマについて自分の意見を自由に述べればいいだけの話なのだが、生徒にとってはこの「自由」というやつが実に厄介らしい。
そこで、発想のヒントを一つ。まず、与えられたテーマについて思いついた意見を書く。次に「しかし」で接続して、はじめに述べた自分の意見を批判していくのである。すぐに思いついた意見というものはありきたりで、面白みも独創性もない考えになりがちだ。それを自ら疑い、否定し、別の角度から考え直すことで、一段高いレベルの考えが導き出される。これは小論文の書き方というより、「哲学」の発想そのものである。
数研セミナー開催のお知らせ
◆ いしいしんじ先生講演会(オンライン開催)
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発行:数研出版株式会社
住所:京都市中京区烏丸通竹屋町上る大倉町205番地
電話:
075-231-0162
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