岡田 壮吏教諭

指導者用
デジタル教科書(教材)

学習者用
デジタル版

をどのように活用していますか。授業中は、演習や解説をする際に「スライドビュー」を用いて教科書の紙面や問題を投影しています。また、関数のグラフは、手描きでは正確に表現しにくいこともあるため、グラフコンテンツを活用して正確なイメージを持たせるようにしています。
家庭学習では、「
先生用サイト」を利用して、生徒への宿題配信も定期的に行っています。

を活用するメリットはどのようなところですか。板書やプリント配布にかかる時間が短縮され、メリハリのある授業ができるようになったと思います。
数学の授業では、教員が手を動かしながら問題解決のプロセスを追うことが重要だと考えています。例えば(1)から(3)まで問題がある場合、(1)、(2)で教員がプロセスを示し、(3)で生徒が理解できているかを確認するといった流れを意識しています。
がなければ、これらのプロセスをすべて板書するか、事前にプリントとして配布する必要があります。本校は授業時間が45分と短いのですが、限られた時間の中で導入から演習までをスムーズに行うことができるのは、
を活用している効果が大きいと感じています。
と黒板の使い分けはどのようにしていますか。
で授業の流れをつくりつつ、重要事項と補足説明を板書するといった使い分けをしています。具体的には、生徒から見て左側に
を投影し、中央のスペースに重要事項を板書、右側のスペースで補足説明をしています。特に中央のスペースに何を記すかを毎授業考え、意図を持って板書しています。


コロナ禍以降、生徒の出欠状況がバラバラになることが多くなり、誰がどの提出物をいつ提出したのか管理することが大変になりました。また、数学が苦手な生徒にとって、4STEPの問題は1問1問が重たく感じるため、一度に多くの問題を宿題として出してしまうと、取り組めない生徒がでてきてしまうことを課題として感じていました。
そこで、宿題管理が容易で、教材の問題をこまめに配信できる
の宿題配信を利用するようにしました。ノート添削機能やコメント機能もあるため、初手から間違えている生徒には、提出されたノート画像に直接書き込みをしてフォローしたり、すべてできていた生徒にはスタンプや「よく頑張りました」などの励ましのコメントを送ったりしています。
スタンプやコメントは、意外と高校生でもモチベーションになるみたいです。
数学が苦手な生徒に対しては少ない問題数でこまめに配信し、ノート添削機能やコメント機能を利用してフォローを行うようにしています。
それ以外の生徒に対しては、授業の復習や長期休暇中の課題などの演習を重ねたいタイミングで適宜配信をしています。配信する問題は、授業中に生徒に問題を紹介した際に「なるほど!」「そうなんだ!」といった反応が見られたものを選ぶようにしています。そうした問題を宿題にすることで、生徒同士で自然と教え合いが生まれ、普段はなかなか宿題に取り組めない生徒に「やらなければまずい!」と思わせることができるような雰囲気づくりにつながることを期待しています。
そのため、授業中には色々な問題を生徒に紹介するように心がけています。
を利用することについて、生徒さんの反応はいかがですか。画面に直接書き込んで提出する生徒もいれば、紙のノートに解いて写真に撮り、提出する生徒もいます。
字が大きい生徒にとってはiPadの画面だと狭く感じるようで、そういった生徒はノートに解いたものを写真に撮って提出する傾向があります。画面に書き込むか紙のノートで取り組むかは生徒の特性や好みによるので、どちらでも提出ができる点は
のよいところです。
なお、画面へ書き込んだ場合、上限に達すると提出できなくなってしまったり、紙のノートを写真に撮って提出する場合、ノートの影が写真に写り込んで生徒の文字の判読が難しいことがあったりするので、これらは今後のアップデートで改善されることを期待しています。


成績管理という点では、宿題の提出有無をもとに成績をつけるようにしています。
それ以外には、
で出力したExcelファイルから毎回の提出状況を管理しやすいように整理するプログラムを独自でつくっているのですが、「なぜこの生徒は最近宿題を提出できていないのか」を担任の先生に確認するための資料としても使っています。
実際に話を聞いてみると、「悲しい出来事があってメンタルが落ち込んでいる」、「そういえば最近元気がない様子だった」と生徒の様子を把握できることがあります。このように毎回の提出/未提出といった結果だけを見るのではなく、継続的な取り組みを見ることによって、生徒の様子も把握するようにしています。
教員が、生徒のわからないところを把握できるような機能があるとよいと思います。
教員に「わからない」と直接伝えるのが苦手な生徒でも、気軽に「わからない」を伝えられるような機能があれば、教員側も生徒の細かい実態を把握でき、教員と生徒との間のズレもなくなってよいのかなと思います。