藤田 賢太朗教諭
指導者用
デジタル教科書(教材)
本校に赴任して4年目になりますが、その頃から使っていました。
掛図機能が非常に便利で、古典の授業では特に重宝しています。
現代文の授業では、文の構造や展開を確認する際に使用したり、
「著者インタビュー動画」を視聴したりなどしています。
本文を電子黒板に投影することで板書時間の短縮につながり、
授業時間を有効に使えるようになりました。
その日の学習内容を定着させるため、
授業の最後には復習の時間を必ず取るようにしています。
本文を書き写していると復習の時間を確保するのが難しいので、
必然的に板書の頻度は少なくなりました。
テストアプリは、課題を準備する手間や時間を軽減することができて大変助かっています。
また、脚注などにある関連ページへのリンク機能も非常に便利です。
動画は授業の導入時に必ず視聴させるようにしていますね。
一コマずっと自分が喋るよりも、作品について生徒に興味を持ってもらえていると感じています。
特に今回扱った「土佐日記」は冒頭の内容理解が難しいので、作品背景を理解させる点でも大変役に立ちました。
予習としては、教科書紙面のQRコードから重要語テストに取り組ませています。
自分のスマートフォンで気軽に取り組むことができるのは、生徒にとってもよいことだと思います。
宿題は時間や手間がかかるものよりも、生徒が主体的に考えながら取り組めるものを出すように心がけていますね。
他教科の宿題も多いと思うので、確実にやりきれる量を出すようにしています。
授業だけで学習内容を定着させることが第一目標です。
忙しい生徒や、あまり古典に興味がない生徒にとっては、自宅学習の時間を確保すること自体ハードルが高いです。
授業内でしっかり定着できるようなメカニズムを私たち教員が作っていかなければならないと感じています。
今のままでも十分使いやすく、特に古典の授業では欠かせないものとなっています。
現代文の授業では、古典ほどデジタル教科書の機能やコンテンツを活用できていないことが今後の課題です。
現代文の授業でも活用しやすい機能やコンテンツがさらに増えると嬉しいですね。
デジタル教科書を使うと、とにかく早いです!
もちろん板書にも、一覧性や生徒が好きなタイミングでノートに書き写すことができるといったメリットがあります。
しかし、「板書時間を短縮できる」「映像資料など魅力的なコンテンツや機能がある」など、デジタルならではの利点もたくさんあります。
まずは実際に触ってみて、自分に合った使い方を見つけられるとよいのではないでしょうか。