数研国語だより
数研国語だより第30号
2024.08.26
現代文は、教科書での学習だけでは読解量・演習量不足になりがちです。弊社の現代文読解問題集は、自学自習へのサポートが充実しており、長期休暇や週末の課題に最適です。今回はその中から2シリーズをご紹介いたします。
「力をつける現代文」シリーズ
多様な題材・設問形式で、総合的な力をつける読解問題集です。
ステップ1・1.5・2・2.5・3と、細かくレベル分けがされておりますので、適切な難易度の一冊から始めて、無理なく少しずつレベルを上げていくことができます。
特におすすめの題材
【ステップ1】6課「みんなが欲しいものが欲しい」(石田英敬)
【ステップ1.5】16課「人間を『機械』にする罠」(伊藤亜紗)
【ステップ2】12課「これからのロボット倫理学」(稲葉振一郎)
【ステップ2.5】28課「文章読本」(中村真一郎/谷崎潤一郎)
【ステップ3】21課「古典の習慣」(大江健三郎)
「現代文記述講座」シリーズ
豊富な記述問題と深い思考へと誘う厳選された題材が特徴の読解問題集です。
題材文をきちんと読みながら記述問題を解くことで、記述力はもちろん、現代文読解に必要な背景知識への理解も深まる工夫がなされています。また、題材とは別に、入試評論文最重要テーマ「近代」についての解説頁を設けています。
特におすすめの題材
【基礎編】29課「日本と西洋の自然観」(大野晋/村上陽一郎)
【標準編】27課「西洋近代の普遍性」(渡辺京二)
【発展編】13課「源氏物語 総角」(谷崎潤一郎 訳)
「力をつける現代文」
「現代文記述講座」
シリーズ ラインアップ
~~~ 自学自習へのサポートも万全 ~~~
両シリーズとも、見やすく詳しい解答解説はもちろん、記述問題には詳細な採点基準・豊富な別解・自己採点表を用意しています。
さらに「力をつける現代文」シリーズは、評論・小説の読み方・評論文重要テーマについて、収録題材とリンクした解説動画を紙面上のQRコードから視聴できます。(→【ステップ1】1課/【ステップ2】1課など)
\ こちらで実際の動画をご覧いただけます /
『力をつける現代文 ステップ1』掲載
「評論文の読み方 言い換え」
社会的テーマへのアプローチ
環境問題や貧困問題のような社会的テーマに取り組んでいる生徒から「小論文の最後をどうまとめていいのかわからない」と相談されることがある。添削していても、「私たち一人ひとりの問題として引き受けていこう」とか「すべての人が安心して暮らせる社会をつくっていくべきだ」といった〈何も言っていないのに等しい掛け声〉を答案に見出すことがよくある。
これに対して私がアドバイスしているのは「企業のCEOか自治体の長になったつもりで考えよ」ということ。精神論や空疎な掛け声では企業経営や行政は進まない。問題は何か(WHAT)、それはなぜ起きているのか(WHY)を分析し、今度どうしていくべきなのか(HOW)を具体的に考える。
また、「具体的に」というだけではわからないだろうから、「大学の学部で考えてみる」ことも教える。法=法・条例・条約など、経済=税・補助金・手当など、教育=学校や入試制度の改革など、理系=科学研究・新技術開発・ICT・SNS・AIなど、総合政策=複数の分野を学際的につないだ政策、というように考えて〈私の提言〉をする。これは、大学に行く=学問研究の世界に入るために必要な発想でもある。
発行:数研出版株式会社
住所:京都市中京区烏丸通竹屋町上る大倉町205番地
電話:
075-231-0162
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