数研国語だより
数研国語だより第24号
2024.02.15
[1]令和6年度大学入学共通テスト分析
1月13日(土)に実施された令和6年度大学入学共通テスト「国語」の分析を弊社のメルマガ専用サイトにて公開いたしました。
詳しい分析はこちら
[2]編集部員リレートーク
国語編集部のNです。主に古典の問題集や教科書を担当しています。
私には幼稚園児の娘がいるのですが、ご多分に漏れずプリキュアが大好きで、日曜はいつも家族で鑑賞しています。昨年は映画にも行きました。1月末で『ひろがるスカイ!プリキュア』が完結を迎えたわけですが、当初からかなりの意欲作であると感心して観ていました。
まず、メインキャラクターの色が青であった点。女の子の好きな色=ピンクか赤といった固定観念を打ち破る英断と言えるでしょう。ランドセルの色も多様化しているのですから、影響力の大きいプリキュアもやはりこうでなくてはいけません。
次に、男子(かつ鳥。何を言っているのかわからないかもしれませんが)や成人女性(18歳)のプリキュアも登場した点。こちらもジェンダーや年齢にとらわれない多様性を前面に打ち出したものと考えられます。2022年に成年年齢が18歳に引き下げられたことを受けているのは言わずもがなです。
女児向けアニメだからといって侮るなかれ。現代評論で取り上げられるようなテーマにも関連づけられるメッセージ性を持っていたわけです。ちなみに、タイトルの「ひろがる」は「ヒーローガール(Hero Girl)」との掛詞になっていて、和歌修辞のような趣向も凝らされていました。
2月から始まった『わんだふるぷりきゅあ!』は、初の全文ひらがなタイトルだそうです。作品に込められた制作陣のメッセージをこれから読み解いていくのが楽しみです。
発行:数研出版株式会社
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