仕事を知る

企画から編集、発行まで、数研出版のシステム

概要

文部科学省検定教科書をはじめ、学習参考書や問題集、デジタル教科書・教材、一般書など、幅広い出版物を発行する教育図書の出版社です。
中学生・高校生向けの教材を主にしつつ、小学生向けや大学生向けの教材も発行しており、多くの読者を獲得しています。
検定教科書は、中学校数学と高校の数学・理科・英語・国語・公民・情報の教科書を発行しており、同じ学校で複数の教科書をご採用いただくことも多いです。参考書も「チャート式」シリーズをはじめとしたロングセラーのヒット商品が数多くあり、厚い信頼をいただいています。

私たちの仕事について

部門間の連携により
教育現場に寄り添った教材を制作

数研出版では、大きく分けると次のような部門で業務が行われています。

営業
商品の案内をして宣伝活動を行う。
編集
教科書・教材・一般書などを制作する。
ICT
デジタル教科書・教材を制作したり、ICTサービスを構築・提供したりする。
管理
受注・販売・商品管理・社内インフラ整備・人事・総務などの業務を行う。

上記は主管としての分担ですので、実際に商品を学校へ案内する際には、下記のようにそれぞれの部門が相互に連携しあって業務を行っています。

企画から編集、発行まで、数研出版のシステム

下図は、編集・ICT・営業の3部門について、学校・読者へ商品をお届けするまでの業務フローを簡単に表したものです。

部門紹介

営業

編集

ICT

総合企画

管理

営業は中学や高校を訪問し、先生方に対して教科書や教材の特徴や、使い方を説明し、採用獲得を目指す仕事で、わかりやすく伝える力が重要です。
営業はすべての教科の商品案内をするので、数多くの商品の特徴を把握し、的確に案内できるように、自己研鑽が欠かせません。
また、採用を獲得することだけが営業の仕事ではなく、次の企画へ生かすため、学校の先生方からいただいたご意見を社内に持ち帰って編集に伝えることも重要な仕事の1つです。そうした企画提案力も、営業に求められる力の一つです。

先輩社員にインタビュー

編集は教科書・教材を企画し、編集する仕事です。
書籍を企画する際には、高校の先生の意見や他社競合商品の情報を収集し、分析する能力が必要になります。
編集作業ではまず、大学や高校の先生に原稿の作成をお願いします。よりよい教材にするため、何度も著者とのやりとりを行って原稿を練り上げていきます。
原稿ができたあとは、文章の構成や表現のゆれを整える作業(校正)を重ねていきます。この作業では、ミスのない教材にするために教科に関する専門的な知識と注意深さ・粘り強さが必要になります。
苦労の末に完成した教材を見たときの達成感や、自身の企画した商品を使っている学生を見かけた時の高揚感は、編集者にとって格別なものです。

先輩社員にインタビュー

ICT部門では、各種デジタル教材・自社ホームページ・パンフレット制作などの業務を行っており、どんな科目の知識・知見でも活かせる場所があります。
システム・コンテンツ制作の工程では、社内の他部署や外部の制作会社と協力して業務を進めることもあります。コミュニケーション力に自信のある人はもちろん、そうでない人も先輩から学び、力をつけていくことができます。
なお、プログラミングなどの情報系の知識・スキルは入社後でも身につけることができるので、今はなくても大丈夫です。先生や生徒も必ずしもデジタルに詳しいわけではなく、逆にその人たちと同じ立場で考えることができる強みにもなります。
ICTに興味があり、ICTを活用して先生・生徒の手助けがしたい人にはやりがいのある仕事です。

先輩社員にインタビュー

数研出版では、学校で使われる教科書や教材のほか、小学生向けのドリルや一般書といった書店向け書籍も発行しています。
書籍の企画から、著者や編集プロダクションと協力しての編集・制作、完成した商品の流通手配やPR施策の立案、POPの作成、広告出稿、書店への販促活動まで、書店向け商品に関するすべてが総合企画の仕事です。また、数研グッズの企画、販促、販売も行っています。
他にも、書籍の表紙デザイン制作や、学校での営業活動をサポートするパンフレットの制作管理など、業務内容は多岐にわたります。
総合企画は幅広い業務・工程に携わることのできる仕事です。企画力はもちろん、調整力、進行管理能力も大事なスキルです。

数研出版が会社として成立するために欠かせないのが管理部門です。各部門が円滑に業務遂行できるよう、先を見通したスケジュール力と突発的事態への対応力が求められます。
一般的な管理部門と言えば、総務・経理・人事等をイメージされることが多いと思いますが、他に出版社ならではの製造・在庫管理・物流などの仕事もあります。ちなみに製造とは、出版物の印刷・製本などを行う工程です。外部の協力会社である用紙関連会社・印刷所・製本所・倉庫会社などに発注して、管理するのが仕事です。
さらに、当社は公共性の高い事業を行っており、コンプライアンス・法務も重要な仕事です。

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