杉木 周平教諭
指導者用
デジタル教科書(教材)
学習者用
デジタル副教材
より詳しい活用事例は、ICT活用事例集 vol.3で紹介しています。
ICT活用事例集 vol.3を見る問題や図などを板書する時間を省けるため、
別の活動に時間を費やせるようになりました。
授業開始10分間で小テストを行ったり、もう1問多く問題を演習したりなど、
これまでより多くの問題を扱えるようになりました。
コロナ禍でのオンライン授業を行う際にも効果的でした。
当初は、黒板をカメラで映しながら授業を行っていましたが、
この方法だと黒板の3分の1程度しか映りません。
デジタル教科書を活用した授業に変えたところ、
画面共有をしながら口頭で説明し、
補足が必要なところには書き込みができるので、大変助かりました。
拡大・縮小がスムーズにできるようになりました。
また、『スライドビュー』は見開き紙面に戻らなくても前後の要素に移動できるので、非常に便利です。
特に数学Iの2次関数の単元で、シミュレーションコンテンツを頻繁に使用しました。
定義域を動かしながら、最大値・最小値について確認できるコンテンツは、本当に便利でした。
グラフをかく手間が省けることや、黒板では見せることができない動きを見せられるのが嬉しかったです。
生徒にも実際にコンテンツを触ってもらうことで、理解が深まったように感じています。
わざわざコンテンツを使わなくても説明ができる場面はありますが、コンテンツを使うことで生徒の興味をより引くことができたりもします。
導入で動画を見せるなど、きっかけ作りの用途でもコンテンツは活用できますね。
生徒自身に任せています。
いまは授業中にデジタル教材を使用しているのは3割ほどですが、中にはデジタル教材の方が馴染み深く、使いやすいと言っている生徒もいます。
また、学校では紙の教材、家ではデジタル教材などと使い分けている生徒もいるようです。
「わかりやすさ」ですね。
生徒の理解を深められるかという点を最も重視しています。
私たち教員が今まで説明していたことをコンテンツが担えるようになれば、それが時短に繋がり、さらに良い指導ができるようになると思います。
いまはまだ生徒が1人1台端末を使い始めて間もないので、私たちも手探りで進めているような状況です。
いまある機能に加えて、今後さらに便利な機能が増えていくと思いますので、それをまずは試して積極的に使っていきたいと考えています。
生徒の理解が深まるような使い方を、これからも探し続けていきたいです。