座談会メンバー
- 木津さん
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ICT教材開発の責任者として「作って売る」を日々実践。フットワークが軽すぎて、木津3人いる説あり。日本酒好き。
おすすめのショートカットCtrl+E文章編集⇔図形編集の切り替えのショートカット。文章と図形を頻繁に手直ししているときは、ツールバーにマウスを移動させる時間も節約したい!
- 村木さん
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Studyaid D.B. 製品制作統括として製品全点に目を通す。システムとデータのつなぎ役。野球好き。
おすすめのショートカットCtrl+Enter問題の領域を10行分増やすショートカット。問題データを作成するとき図形・関数グラフ・表を作成することが多いので、まずは問題の領域を広げます。
- 小畑さん
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Studyaid D.B. オンラインの生みの親。システム開発に製品制作にと色々携わり、今は主に数研アカウントを担当中。海外旅行好きのトロンボニスト。
おすすめのショートカットCtrl+Alt+Q/AQ=問色、A=答色に切り替えるショートカット。問にある図を流用して、答を作る場合に便利。キーがQとAで覚えやすいのもポイントです!
今回はレイアウト機能について語っていただこう!ということで、まずはレイアウト機能がどうやってバージョンアップしてきたかについて教えていただけますか?
【小畑】Studyaid D.B. は、発行当初は「B5縦1段」「A4縦1段」「B4縦2段」「B4横2段」のレイアウトのみが選択可能でした。これは、この用紙サイズや段組みが、高校のプリントではよく使われているようだ、というふうに当時伺っていたからであるようです。
レイアウト可能な用紙サイズや段数は自由度をだんだん広げていったのですが、ひとつの転機は1999年に中学校向けのデータベースを発行したことですね。中学校では高校以上にいろいろなスタイルのプリントが使われている、これに対応しなくてはならない、ということで、1999年から2001年にかけて、学校で一般的に使われる全用紙サイズ(B5,B4,A4,A3)に対応しました。
また、2010年ごろから教室に大型提示装置やプロジェクターが整備されはじめ、問題をプロジェクターなどで教室の前方に提示する、というスタイルの先生がいらっしゃるとお聞きするようになりました。こういった授業運用に対応できるよう、2016年には提示を想定した「横1段」でのレイアウトも設定できるようにしました。
【木津】とにかく1問を最大限大きく画面に映したい、というニーズですね。
レイアウト可能な用紙サイズや段数は自由度をだんだん広げていったのですが、ひとつの転機は1999年に中学校向けのデータベースを発行したことですね。中学校では高校以上にいろいろなスタイルのプリントが使われている、これに対応しなくてはならない、ということで、1999年から2001年にかけて、学校で一般的に使われる全用紙サイズ(B5,B4,A4,A3)に対応しました。
また、2010年ごろから教室に大型提示装置やプロジェクターが整備されはじめ、問題をプロジェクターなどで教室の前方に提示する、というスタイルの先生がいらっしゃるとお聞きするようになりました。こういった授業運用に対応できるよう、2016年には提示を想定した「横1段」でのレイアウトも設定できるようにしました。
【木津】とにかく1問を最大限大きく画面に映したい、というニーズですね。
プリントの問題・答・解説の表示・非表示が簡単に切り替えられるのも、学校向けのプリント作成ソフトならではの特長ですよね。
【小畑】問題・答・解説の表示は、最初は決まった組み合わせしか選択ができなかったんです。発行当時は「解説は後から別紙で配布する」という使い方しか想定していなくて、生徒が解くためのプリント(答案を書くスペースを確保した問題プリント)と、解説だけが書いてあるプリントの2種類のみが作成できる設定でした。
【木津】ところが、解説だけだと後でそれだけ見ても復習できない、1枚のプリントに問題と解説の両方を載せたい、解説のほかに答(略解)もプリントに載せたい、などなど、営業を通じてとにかくいろんな要望が届きまして、2002年頃には問題・答・解説がどの組み合わせでもレイアウトできるようにしました。
【小畑】意外とご存じない方もいらっしゃるのですが、レイアウト上は問題・答・解説をすべて表示にしておいて、印刷の段階で答・解説のスペースを空欄にして印刷することもできます。問題用プリントと解説プリントのファイルをそれぞれ作っていらっしゃる、という方がいらっしゃれば、ぜひこの機能をご活用いただきたいですね。あらかじめデータベースに入っている答だけでなく、色を「答用のピンク」に設定しているテキストやグラフは、答を印刷しない設定にすると印刷されないので、ご活用の幅も広がると思います。
【木津】ところが、解説だけだと後でそれだけ見ても復習できない、1枚のプリントに問題と解説の両方を載せたい、解説のほかに答(略解)もプリントに載せたい、などなど、営業を通じてとにかくいろんな要望が届きまして、2002年頃には問題・答・解説がどの組み合わせでもレイアウトできるようにしました。
【小畑】意外とご存じない方もいらっしゃるのですが、レイアウト上は問題・答・解説をすべて表示にしておいて、印刷の段階で答・解説のスペースを空欄にして印刷することもできます。問題用プリントと解説プリントのファイルをそれぞれ作っていらっしゃる、という方がいらっしゃれば、ぜひこの機能をご活用いただきたいですね。あらかじめデータベースに入っている答だけでなく、色を「答用のピンク」に設定しているテキストやグラフは、答を印刷しない設定にすると印刷されないので、ご活用の幅も広がると思います。
【木津】現在は、一問ずつ問題・答・解説の表示・非表示設定も切り替えられるくらい自由度が増しているので、先生方の用途にあわせて使いこなしていただけると嬉しいですね。
ほかに、ここは一般的な文書作成ソフトと大きく違うな、と思われる機能はありますか?
【木津】問題を左、解説を右にレイアウトする機能は、一般的なソフトにはないものかもしれませんね。左右に配置された問題と解説が、必ず左右で揃うようにレイアウトされるのですが、これを通常の文書作成ソフトで作ろうとすると左右で揃えるのは一苦労だと思います。
【小畑】Studyaid D.B. は、段組みの設定も簡単な操作でできますし、一度レイアウトしてみて、「やっぱり横組みにしてみよう」「1段にしてみよう」とレイアウトを変更しても、大きく体裁が崩れることがないようになっています。授業スタイルにあわせて、とにかく柔軟にレイアウトが調整できるように進化してきていますね。
【小畑】Studyaid D.B. は、段組みの設定も簡単な操作でできますし、一度レイアウトしてみて、「やっぱり横組みにしてみよう」「1段にしてみよう」とレイアウトを変更しても、大きく体裁が崩れることがないようになっています。授業スタイルにあわせて、とにかく柔軟にレイアウトが調整できるように進化してきていますね。
ずっとご要望をいただいていたけれど、なかなか対応が難しく、実装にお時間をいただいてしまった……というレイアウトの機能があれば教えてください。
【木津】結構あるのですが…(笑)、規模の大きいものだと、2012年に実装した『フォントモードの切り替え』ですね。
【小畑】前のお話の、「レイアウト調整の容易さ」とも関係するのですが、Studyaid D.B. は、「用紙の大きさを変えても、余白段組みなどを変えても、体裁が崩れない」というのが強みです。版面(問題が配置されるエリア)の大きさに合わせて問題の中身を拡縮する仕組みで、1行に入る文字数を変えないので体裁は変わりません。ですがこれはフォントサイズ(文字サイズ)が拡縮します。ですから、例えば配布用の縦2段組のプリントから、提示用に横1段組で問題1問を配置する、というようなレイアウト変更をすると、9ポイントぐらいの文字が20ポイントぐらいになってしまって……。
【木津】「体裁が崩れない」というのは利点でもあるので、この機能は保持したまま、お使いになる方の好みや用途にあわせて、フォントサイズを変わらないようにするか(フォントサイズ固定)、1行の文字数を変わらないようにするか(文字数固定)を切り替えられるようにしました。
「フォントサイズ固定モード」なら、スタイル設定を変えても文字サイズは変わりませんので、必要に応じて改行位置などを改めて調整いただければ読みやすい文字サイズのプリントとなります。一方「文字数固定モード」は、従来のStudyaid D.B. と同じく体裁の保持を優先するモードなので、文字サイズは変わりますが、改行などの体裁は崩れません。
【小畑】この切り替えができるようになったことで、さらにレイアウトの自由度が増しましたね。
【村木】『フォントモードの切り替え』もそうですが、旧学習指導要領の理数科目改訂初年度の2012年は本当にいろいろな機能がアップデートした年でしたね。「紙面から検索」が搭載されたのもこの年でしたし、インターフェースもリボンデザインに刷新し、大きな転機だったと思います。
【小畑】前のお話の、「レイアウト調整の容易さ」とも関係するのですが、Studyaid D.B. は、「用紙の大きさを変えても、余白段組みなどを変えても、体裁が崩れない」というのが強みです。版面(問題が配置されるエリア)の大きさに合わせて問題の中身を拡縮する仕組みで、1行に入る文字数を変えないので体裁は変わりません。ですがこれはフォントサイズ(文字サイズ)が拡縮します。ですから、例えば配布用の縦2段組のプリントから、提示用に横1段組で問題1問を配置する、というようなレイアウト変更をすると、9ポイントぐらいの文字が20ポイントぐらいになってしまって……。
【木津】「体裁が崩れない」というのは利点でもあるので、この機能は保持したまま、お使いになる方の好みや用途にあわせて、フォントサイズを変わらないようにするか(フォントサイズ固定)、1行の文字数を変わらないようにするか(文字数固定)を切り替えられるようにしました。
「フォントサイズ固定モード」なら、スタイル設定を変えても文字サイズは変わりませんので、必要に応じて改行位置などを改めて調整いただければ読みやすい文字サイズのプリントとなります。一方「文字数固定モード」は、従来のStudyaid D.B. と同じく体裁の保持を優先するモードなので、文字サイズは変わりますが、改行などの体裁は崩れません。
【小畑】この切り替えができるようになったことで、さらにレイアウトの自由度が増しましたね。
【村木】『フォントモードの切り替え』もそうですが、旧学習指導要領の理数科目改訂初年度の2012年は本当にいろいろな機能がアップデートした年でしたね。「紙面から検索」が搭載されたのもこの年でしたし、インターフェースもリボンデザインに刷新し、大きな転機だったと思います。
プリントをどう管理するか、というのも、学校や先生によって異なるというお話も聞きました。
【木津】そうですね。「プリント教材をほとんどStudyaid D.B. で作る」という先生方からは、その管理方法に関するようなご要望もいただくようになりました。
【小畑】プリントをファイリングされる先生方からのご要望から生まれたのが「とじしろ」機能、ノートに貼るためにプリントを生徒自身に一回り小さいサイズに切らせたい、そのために切り取り線が欲しいというご要望から生まれたのが、プリント全体に「枠」を付ける機能です。
【村木】とじしろやプリント枠をはじめとする余白調整機能は、2004年にはじめて実装しましたが、この開発は大変でした。1mm単位で余白を設定できるようにしたはずが、テストしてみると設定どおりに全く印刷されない…(笑)。プリンタ本体の印刷不可領域の影響を受けたり、プリンタやプリンタドライバ(プリンタ側のソフト)との相性の問題などもあったりしたようなのですが、とにかくいろいろなプリンタで何度も印刷して、ものさしで余白を測って、設定した数値と合っているか確認して、というチェックを、何度も何度も繰り返しました。
【木津】テストと修正を繰り返し、結局、その年は余白の設定をある程度限定することになりました。10mmや15mmなど、繰り返しテストして「この設定なら、どんな環境であっても設定通りの余白で印刷できる」ということがわかった数値だけを設定可能にして、機能は限定しつつも、安定して利用いただけることを優先したというわけです。リリース直後にすぐに設計からやり直して、翌年の2005年には1mm単位で調整できるようにしました。
【小畑】プリントをファイリングされる先生方からのご要望から生まれたのが「とじしろ」機能、ノートに貼るためにプリントを生徒自身に一回り小さいサイズに切らせたい、そのために切り取り線が欲しいというご要望から生まれたのが、プリント全体に「枠」を付ける機能です。
【村木】とじしろやプリント枠をはじめとする余白調整機能は、2004年にはじめて実装しましたが、この開発は大変でした。1mm単位で余白を設定できるようにしたはずが、テストしてみると設定どおりに全く印刷されない…(笑)。プリンタ本体の印刷不可領域の影響を受けたり、プリンタやプリンタドライバ(プリンタ側のソフト)との相性の問題などもあったりしたようなのですが、とにかくいろいろなプリンタで何度も印刷して、ものさしで余白を測って、設定した数値と合っているか確認して、というチェックを、何度も何度も繰り返しました。
【木津】テストと修正を繰り返し、結局、その年は余白の設定をある程度限定することになりました。10mmや15mmなど、繰り返しテストして「この設定なら、どんな環境であっても設定通りの余白で印刷できる」ということがわかった数値だけを設定可能にして、機能は限定しつつも、安定して利用いただけることを優先したというわけです。リリース直後にすぐに設計からやり直して、翌年の2005年には1mm単位で調整できるようにしました。
Studyaid D.B. は30年の間にさまざまなアップデートを繰り返しているのですね。
【小畑】結構すごいなと思うのは、30年ずっと発行・アップデートしてきていて、それでも最新のStudyaid D.B. で30年前のプリントも開ける、ということですよね。そんなに体裁が崩れることもなく、上位互換は維持し続けている。
一般的なソフトは、結構バッサリ「互換性がありません」「サポートを終了しました」ということがありますが、Studyaid D.B. は、基本的にはプリントの体裁も守りながら、十年以上前のプリントファイルを開くことができるんです。
昔は、新しいStudyaid D.B. で作ったプリントは古いStudyaid D.B. では開けない、ということもありましたが、それも現在はある程度の範囲では対応するようにしていますしね。
【木津】そういう互換性の対応のために、新しいStudyaid D.B. を発行するタイミングで、実は古いStudyaid D.B. もアップデートを配信していたりするんですよ。
【小畑】学校でも、PCによって入っているStudyaid D.B. のバージョンが異なっているケースなどもあるので、最新のStudyaid D.B. が入っているPCで作ったプリントが、職員室のPCから印刷できない!なんていうことがないようにしていました。
【木津】正直なところ、互換性を気にしなければもっと開発が早く進んだ機能なんかもあるにはあるんです。でも、プリントは先生の資産だ、と考えているので、そこは大切にしていましたね。
【村木】Studyaid D.B. オンラインのブラウザ版で、過去のプリントファイルが開けない、という点についても、長らくお待たせしてしまったのですが、ついにこの春、対応できるようになりました。
【木津】大変お待たせしましたが、昔のプリントを大事にされている、使い続けてらっしゃる先生も多いので、対応できて本当に良かったです。
一般的なソフトは、結構バッサリ「互換性がありません」「サポートを終了しました」ということがありますが、Studyaid D.B. は、基本的にはプリントの体裁も守りながら、十年以上前のプリントファイルを開くことができるんです。
昔は、新しいStudyaid D.B. で作ったプリントは古いStudyaid D.B. では開けない、ということもありましたが、それも現在はある程度の範囲では対応するようにしていますしね。
【木津】そういう互換性の対応のために、新しいStudyaid D.B. を発行するタイミングで、実は古いStudyaid D.B. もアップデートを配信していたりするんですよ。
【小畑】学校でも、PCによって入っているStudyaid D.B. のバージョンが異なっているケースなどもあるので、最新のStudyaid D.B. が入っているPCで作ったプリントが、職員室のPCから印刷できない!なんていうことがないようにしていました。
【木津】正直なところ、互換性を気にしなければもっと開発が早く進んだ機能なんかもあるにはあるんです。でも、プリントは先生の資産だ、と考えているので、そこは大切にしていましたね。
【村木】Studyaid D.B. オンラインのブラウザ版で、過去のプリントファイルが開けない、という点についても、長らくお待たせしてしまったのですが、ついにこの春、対応できるようになりました。
【木津】大変お待たせしましたが、昔のプリントを大事にされている、使い続けてらっしゃる先生も多いので、対応できて本当に良かったです。
とことん柔軟なレイアウト機能と、指導要領への対応や学校での運用に細やかに配慮したアップデート。それがあるからこそ、「こうしたい!」をかなえるプリントが作成できるのですね。