Studyaid D.B. にどのように関わってこられたのか、教えてください。
私は、1996年にStudyaid D.B. がリリースされてから2年後の1998年入社で、それからずっとStudyaid D.B. の仕事に携わっています。当時から、Studyaid D.B. の担当部門は本当に何でもしていましたね。データベースやエディタの機能を検討して、実際にプログラムを書いてソフトウェアを作って。学校にもたくさん訪問してStudyaid D.B.の紹介もさせていただきましたし、数研セミナーやお問い合わせの対応など、色々なアプローチで学校の先生方の声も伺ってきました。私に限らず開発部門の人間は、「プログラム専任の人」「PR専任の人」というのはいなくて、全員が「作る・アピールする」の両方に携わっています。
28年、ほとんどStudyaid D.B. の歴史とともに歩んでこられたのですね。
木津さんにとって、特に印象深いエピソードはありますか?
木津さんにとって、特に印象深いエピソードはありますか?
当初、Studyaid D.B. は、問題をプリント形式にレイアウトする機能と、問題を編集するエディタ機能がそれぞれ別のソフトだったんです(図1)。それを、2002~2004年ころに、「ひとつのソフトにしよう!」と取り組んだことですね。自分自身が企画当初から旗を振って、苦労しながら数年がかりで開発してなんとか実現にこぎつけて。ところが、いきなり大きく使い勝手が変わって、動作も重くなったりしたので、リリースしたら本当に問い合わせの嵐だったんです(苦笑)。その後1年くらいかけて、結局もう一度、根本的に作り直すようなことをしました。タイミングは間違っていなかったんですが、もう少し段階的にやればよかったと反省し、以来、開発チーム内では「少しだけ先を行く」ことを大切にしています。よい教訓になり、印象に残っています。
いろいろな変化を越えてきたStudyaid D.B. ですが、ずっと心掛けてきたことはありますか?
『書籍とソフトの相互補完』です。ソフトを開発している立場としては、「ソフト単体が良いものであればそれでいいじゃないか」と考えがちなところではあるのですが、それではやはりダメで、データベースや、収録されている書籍の特長を活かす、ということは常に考えています。たとえば、ノート教材やドリル教材をStudyaid D.B. に収録したことがきっかけで、穴埋め解答欄の機能を実装したんですね(図2)。ノートやドリルがどういう書籍で、どういう使われ方をするか、そういうことをきちんと考えると、必要な機能が見えてくる。たくさんあるデータベースの問題の検索性を追求してきたのも、『書籍とソフトの相互補完』の観点かなと思います。
Studyaid D.B. の良さってなんでしょうか。
まずはニッチさ。一般的なソフトではなく、学校の先生方に使っていただくことを目的として、最初からそこに焦点を当てて開発している、というのは、強みだと思いますね。万人向けではないですが、だからこそ、対象の方にとっては使いやすいようになっているはずです。
そしてもうひとつ、自社開発体制だからこその良さも感じます。編集からは、質の高い問題・解説の提供や、教科・科目の専門的なフォローを得られ、営業からは、学校の先生方の声が日々届く。この「ひとつの船」の体制があったからこそ、30年積み上げてきた今のStudyaid D.B.ならではの使い勝手があると感じています。
そしてもうひとつ、自社開発体制だからこその良さも感じます。編集からは、質の高い問題・解説の提供や、教科・科目の専門的なフォローを得られ、営業からは、学校の先生方の声が日々届く。この「ひとつの船」の体制があったからこそ、30年積み上げてきた今のStudyaid D.B.ならではの使い勝手があると感じています。
30周年を迎えるにあたって、ぜひ思いを聞かせてください。
3回の指導要領改訂を乗り越えて、率直によくやったなと思います。Studyaid D.B. は、プリント作成システムとしての価値だけでなく、数研出版の数学・理科の問題データベースとしても価値のある事業になったと考えています。過去30年の問題が、いつでも使える・検索できるデータベースとしてあるということは、10年おきに指導要領の変化もある「教育」という分野における、出版社としての強みとしても育ってきたといえるのではないでしょうか。
さいごに、ユーザーのみなさま、学校の先生方にメッセージをお願いします。
先生方からのご意見ご要望でStudyaid D.B.はここまで成長することができました。本当にありがとうございます。これからもStudyaid D.B.を選んでいただけるようまだまだ進化し続けます。どうぞご期待ください!