チャートスクール - 第4回 4技能対応型英単語集!『必携 英単語LEAP』

第4回 4技能対応型英単語集!『必携 英単語LEAP』

こんにちは! 数研出版公式キャラクターの「数犬チャ太郎」です!

今回やって来たのは英語編集部! 編集者のA太さんから,『必携 英単語LEAP』という新しい英単語教材ができたと聞いたので,いろいろ訊いてみたいと思います。

チャ:数研チャ太郎
A太:『必携 英単語LEAP』編集担当

「4技能」ってどういうこと?

A太やあ,チャ太郎。さっそくだけど,これが「4技能対応型」の新しい単語集,『必携英単語LEAP』だよ!英語講師として有名な竹岡広信先生に執筆していただいたんだ。

チャおー! ……でも,「4技能」って何?
A太「読む(reading)」「聞く(listening)」「書く(writing)」「話す(speaking)」の4つの技能のことだよ。これまでの大学入試は,「読む」「聞く」が中心だったんだけど,このところ,英検やTOEFL,GTEC,TEAPなど,「話す」「書く」を含む4技能を測る民間の資格・検定試験を入試に利用する大学が急速に増えているんだ。
チャふむふむ。
A太さらに,2021年1月から,大学入試センター試験に代わる「大学入学共通テスト」が始まるんだけど,英語では民間の資格・検定試験を活用してこの4技能を評価するんだ
※2023年度まで,国公立の各大学は共通テストと民間試験のいずれか(または両方)を選択して入試の合否判定に利用する予定(共通テストは「読む」「聞く」のみ出題)。

チャむむむ。今までの入試は「読む」「聞く」だけでも何とかなったけど,これからは「書く」「話す」が重要になってくるっていうことだね。でも,英語を話したり書いたりするのは苦手だな……。
A太そんな悩みを持つ人たちのための単語集が,この『必携 英単語LEAP』なんだ。
チャう~ん,でも,単語集で「4技能対応型」って,ちょっとイメージが湧かないんだけど……??

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ActiveとPassive って?

A太ふふふ。じゃあ,ここで,『必携 英単語LEAP』の構成を見てみようか。

●Part 1・2:Active Vocabulary
 「書く」「話す」「使いこなせる」ようにすべき単語 → 発信語彙
●Part 3・4:Passive Vocabulary
 「読む」「聞く」「意味がわかる」ようにすべき単語 → 受信語彙

チャへー! こんな構成の単語集は見たことないかも。
A太従来の単語集は,「英単語を読んで,聞いて,その意味がわかるようにする」ということを重視していたから,ジャンルや難易度を軸として並べているものが多かったんだけど,『必携 英単語LEAP』は,「目的」という観点で単語を分類しているんだ。
チャ目的?
A太たとえば,日本語の「考える」という言葉は,日常で話したり書いたりするときによく使うよね。
チャうん。
A太でも,似たような意味の「熟慮する」は,自分で使うことはあまりないよね?
チャそうだね,意味はわかるけど,あまり自分では言わないね。「よく考える」って言えば済むしね。
A太でしょ? つまり,「考える」は「発信語彙(Active Vocabulary)」で,「熟慮する」は「受信語彙(Passive Vocabulary)」ということ。こんなふうに,『必携 英単語LEAP』は目的別に英単語を分類しているんだ。じゃあ,実際の紙面も見てみようか。

これがActive Vocabulary のパートだよ。見出語の発音や意味以外に,各単語を「発信」するために役立つ情報がいろいろ載っているんだ。たとえば,skill の「頻出」マークのところを見てごらん。

チャなるほど~。「~の力を伸ばす」って表現するときに,複数形にする理由がわかりやすく説明されているなあ。これなら「使える」って思えるかも!
A太「読む」「聞く」だけなら,単数形・複数形の違いはそれほど気にしないかもしれないけど,自分で「発信」するときは注意が必要なところだからね。
チャ今まで,「発信」「受信」の区別はあまり考えたことはなかったけど,こういう観点で単語を覚えるのは効率的かも。
A太このように,Active Vocabulary のパートでは,「発信」できるようにすべき単語が,「発信」できるようになるための説明とあわせて掲載されているんだ。さっき見てもらったように,「頻出」マークのところには英語での発信に必要な「重要熟語」や「定型表現」を載せているんだけど,そのほかにも,「注意」マークで「発信する際に間違えやすいポイント」を示したりもしているんだ。こうしたポイントを押さえながら,Active Vocabulary の単語をしっかり覚えれば,作文や会話での細かいミスを減らせるはずだよ。
チャこの解説を読めば,自信を持って,その単語を「発信」できるようになりそうだね!
A太あと,『必携 英単語LEAP』では単語の「ニュアンス」を詳しく解説しているんだ。例えば,日本語では同じ「~を説明する」って意味だけど,describeとexplainでは使う場面がまったく違うんだよ。単語の意味の右横に書いてある▶の解説を読んでごらん。

チャなるほど~。似た意味の単語でも,こうやってニュアンスの違いがわかれば,使い分けができるようになるね!

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CEFRって何なの?

チャでも,この単語集,これだけではないでしょ?
A太もちろん。次はこのページを見てみようか。

A太見出語の右下に「A2」や「B1」と書いてあるけど,これはCEFRのレベルを意味しているんだ。
チャむむ,なにそれ???
A太CEFRというのは,「外国語の学習・教授・評価のためのヨーロッパ言語共通参照枠(Common European Framework of Reference for Languages: Learning, teaching, assessment)」のことだよ。
チャ長くて頭がクラクラする……。
A太もうちょっと頑張って。とりあえず,ここで覚えておいて欲しいことは,CEFRには「基礎レベルから順に,A1,A2,B1,B2,C1,C2の6段階がある」という点かな。『必携 英単語LEAP』では,このCEFRに基づいて,各単語にA1~B2のマークをつけているんだ。
チャふむ……。要するに,単語の重要度がわかるということかな?
A太CEFRは外国語の習得に関する国際的な指標で,先ほど話した資格・検定試験にも関連してくるんだ。文科省のサイトに,CEFRと資格・検定試験の対照表が載っているんだけど,たとえば,英検2級はA2~B1ということになっている。
チャへー。こういう試験を受ける際の目安にできるんだね。
A太そういうこと。じゃあ,このページのspreadという単語を見てみようか。

チャあ,動詞はB2,名詞はA2になってる!
A太このように,同じ見出語でも,品詞によってCEFRレベルが分けてあるんだ。
チャへえ~。単語の意味も,基礎的なレベルのほうから載ってるね。つまり,実際によく使われる順に意味を覚えられるってことだね!

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「うちの実家ではウシ飼っとる」

A太ほかにも,単語を覚えやすくするための仕掛けを盛り込んでいるんだ。たとえば,436ページにあるbrowse(拾い読みをする)を見てごらん。

チャなるほど,インターネットのブラウザ(browser)は,ウェブページ「閲覧」用ソフト,ということなんだ。日常で使われる言葉と関連付けると覚えやすいね!
A太著者の竹岡広信先生の得意技である「語呂合わせ」もいろいろ載せているから,楽しみながら覚えて欲しいな。例を1つ挙げると,358ページのcattle(ウシ)なんだけど……。
チャ「うちの実家ではウシ飼っとる」
A太わかるかな? cattle[kǽtl]と「飼っとる」で……。
チャ…・…う,うん。印象には残るね。ところで,僕の勉強不足かもしれないけど,よくみると,itinerary(旅程)のような,あまり見慣れない単語もチラホラある気がするんだけど……?
A太いい質問だね! itinerary は,CEFRのB2にも入っていないような難しい語なんだけど,TOEICでは頻出する重要単語なんだ。『必携 英単語LEAP』は,CEFRだけにとらわれず,大学入試や資格・検定試験で必要だと思われる単語も吟味して収録しているんだ。例文についても,資格・検定試験の模範解答に頻出する表現を使っているんだよ。
チャなるほど,すごく頼りになる単語集だね! あとは何かある?
A太音声データをスマートフォンアプリの数研Libraryで無料配信しているから,ぜひ活用してほしいな。

目的に応じて,以下の4種類の音声を用意しているんだ。特に②,④は「話す」トレーニングにオススメだよ。

 ①見出語+語の意味
 ②用例(日→英):口頭英作文用
 ③用例(英→日):英文解釈用
 ④用例(英文のみ):ディクテーション・シャドウイング用

チャ➁は瞬間的に英語を話すトレーニングができるんだね。
A太その通り! さらに「一問一答テスト」もこのアプリから配信予定なので,お楽しみに!

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A太……というわけで,『必携 英単語LEAP』はどうだったかな?
チャ今後の大学入試や英語教育についてしっかり考えられた1冊であることがよくわかりました! でも,こんなに作り込まれた教材を編集するのは大変だったんじゃないですか?
A太うん,実はこの単語集の制作期間中,自分の結婚式もあったりして,仕事もプライベートも大忙しだったんだよ~(※実話)。でも,どちらも無事に終わって,今はホッとしています(笑)